研修 コラム 用語辞典 メディア掲載 パートナー 資料請求
経験学習

最近接発達領域(ZPD) (さいきんせつはったつりょういき)

「最近接発達領域(Zone of Proximal Development / ZPD)」とは、心理学者レフ・ヴィゴツキーが提唱した概念。一人でできる限界と、適切なサポートがあればできる領域の間の「伸びしろ」のこと。コーチング・OJT・1on1の設計に直接示唆を与える。

最近接発達領域(ZPD)とは

最近接発達領域(Zone of Proximal Development)は、ソビエトの発達心理学者レフ・ヴィゴツキー(Lev Vygotsky)が提唱した概念だ。

ヴィゴツキーは、子どもの発達段階を考えるとき、「今できること」だけを見るのでは不十分だと主張した。「今は一人でできないが、誰かのサポートがあればできること」——この領域こそが学習・成長の主たる舞台だというのがZPDの考え方だ。

「一人でできる」と「サポートでできる」の間

ZPDは3つの領域で描かれる。

①今一人でできること(既知領域):すでに習得済みで、サポートなしにできる。

②ZPD(最近接発達領域):今は一人でできないが、適切なサポートがあればできる。ここが学習の最適地帯だ。

③今はできないこと(遠い発達領域):サポートがあっても現時点では難しい。

最も成長が起きるのは②の領域でチャレンジするときだ。①では成長が止まり、③では挫折につながりやすい。

マネジメント・コーチングへの応用

ZPDはOJTや1on1の設計に直接示唆を与える。部下に仕事を任せるとき、「一人でできる仕事ばかり」ではなく「少し背伸びが必要な仕事」を意識的に割り当てることが、成長を促す。

サポートの「量と質」も重要だ。答えを与えすぎず、考えさせながら支援する——これが次のスキャフォールディングの概念につながる。

ビジネスStockrとの接点

1on1でZPDを意識した問いかけを設計するとき、ビジネスStockrの振り返り記録が部下のZPDを把握するための情報源になります。

Contact

資料請求・お問い合わせ