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人材育成・組織学習

70:20:10モデル (ななじゅうにじゅうじゅうもでる)

「70:20:10モデル」とは、マイケル・M・ロンバードとロバート・W・アイキンジャーが提唱した人材育成の経験則。リーダーシップの成長は「業務経験70%・他者との関係・フィードバック20%・研修・教育10%」の比率から生まれるとする。研修偏重の育成設計を見直す指針として広く参照される。

70:20:10モデルとは

70:20:10モデルは、米国Center for Creative Leadershipが1980年代に行った経営幹部191人への調査(McCall、Lombardo、Morrison『The Lessons of Experience』1988年)をもとに、マイケル・M・ロンバード(Michael M. Lombardo)とロバート・W・アイキンジャー(Robert W. Eichinger)が1996年の『The Career Architect Development Planner』で示した経験則モデルである。元の調査は、成功した経営幹部に経歴上の重要な出来事をふりかえって挙げてもらう形で行われ、1988年の本には70:20:10という比率の表記は出てこない。

70%:挑戦的な業務経験 最も大きな成長は、現場での経験から生まれる。特に「少し背伸びが必要な挑戦的な仕事」——新しいプロジェクト、初めての役割、困難な問題への取り組みが、成長を促す。

20%:他者との関係 上司・メンター・コーチからのフィードバック、観察学習、コーチングや1on1での対話から成長が生まれる。

10%:公式な研修・教育 集合研修・eラーニング・外部セミナー・資格取得など、Off-JTからの学びは全体の10%である。

誤解されやすい点

「研修はたった10%しか貢献しない、だから減らすべき」という解釈は誤りである。10%の研修が、残り90%の経験と関係性の「方向付け」や「概念的枠組みの提供」という重要な役割を担う。研修→実践→振り返りのサイクルが機能するとき、10%の研修は90%の残りを活かす触媒になる。

ビジネスStockrとの接点

ビジネスStockrは「70%の業務経験」から学ぶプロセスを支援します。研修(10%)と1on1(20%)をつなぐ日々の振り返りが、70:20:10の循環を回します。

参考文献

  • Association for Talent Development, 70-20-10: Where Is the Evidence?, Association for Talent Development.
  • University of Minnesota, Robert W. Eichinger(Alumni Service Award 受賞者紹介), University of Minnesota.

(2026年10月確認)

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