レジリエンス (れじりえんす)
「レジリエンス(Resilience)」とは、困難・逆境・ストレス・失敗に直面したとき、折れずに回復し、適応していく力のこと。ラテン語のresilire(跳ね返る)に由来し、物理学では変形した物体が元に戻る性質を指す語で、心理学・組織論・人材育成の文脈で「心の回復力・しなやかさ」として使われる。
レジリエンスとは
レジリエンス(Resilience)は、ラテン語のresilire(跳ね返る)に由来する語で、英語では17世紀から「はね返ること」の意味で使われ、19世紀には外力で変形した物体が元の形に戻る性質を指すようになった。心理学・組織論では「逆境・ストレス・困難に直面したとき、適応的に回復し、前進する力」として使われる。
「折れない」というよりは「折れても戻る」「揺れながら前に進む」という動的な概念である。
レジリエンスの構成要素
研究者によって定義は異なるが、レジリエンスの主な要素として挙げられるのは次のものである。
認知的柔軟性:一つの視点に固執せず、状況を多角的に捉え直す能力。
感情調整:強いネガティブ感情に飲み込まれず、適切に処理する能力。
自己効力感:「自分はこの困難を乗り越えられる」という信念。
社会的つながり:支えてくれる人間関係・コミュニティへのアクセス。
意味の発見:困難の中に意味・学び・成長の可能性を見出す能力。
レジリエンスは育てられる
レジリエンスは固定した性格特性ではなく、経験・習慣・環境によって高められる能力である。APA(アメリカ心理学会)も、レジリエンスは一部の人だけが持つ性格特性ではなく、誰もが身につけて伸ばしていける行動や考え方から成るものだとしている。
振り返りの習慣は、意味の発見・認知の柔軟性・自己効力感の育成を通じて、レジリエンスを高める実践である。
ビジネスStockrとの接点
困難な経験の振り返りを通じて意味を発見し、対処能力への信頼を育てることが、レジリエンスの構築につながります。
参考文献
- American Psychological Association, Building your resilience, American Psychological Association.
- Online Etymology Dictionary, 項目「resilience」.
(2026年10月確認)
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