共感的理解 (きょうかんてきりかい)
「共感的理解(Empathic Understanding)」とは、カール・ロジャーズが提唱した、相手の感情・視点・内的世界を、まるで自分がそう感じているかのように理解しようとする姿勢のこと。批判・評価・解釈を加えずに「相手の立場から世界を見る」ことがその核心。
共感的理解とは
共感的理解(Empathic Understanding)は、心理学者カール・ロジャーズが提唱した、人間中心療法の三つのコアコンセプトの一つだ(他は「無条件の積極的配慮」と「自己一致」)。
相手の感情・思考・価値観を、まるで自分が相手であるかのように内側から理解しようとする姿勢のことだ。「共感しているつもり」と「実際に相手の立場に立って理解している」は違う。
同情との違い
共感と同情は混同されやすい。
同情(Sympathy):「かわいそうに」と、相手の感情を外から評価する。上から見下ろす視点を含みやすい。
共感(Empathy):「それはつらいですね」と、相手の感情の世界の中に入って、一緒に感じようとする。同じ高さの目線だ。
ブレネー・ブラウンの表現を借りれば、「同情はつながりを断ち、共感はつながりを作る」。
1on1・コーチングでの重要性
共感的理解がなければ、心理的安全性は生まれない。部下が「この人はわかってくれている」と感じるとき、はじめて本音を話せる。
日常的な1on1でも、部下の話を「うまくいかなかった話」として聞くのか「部下がどう感じているか」を理解しようとして聞くのかで、対話の質はまったく違う。
ビジネスStockrとの接点
上司が1on1の前にメンバーの振り返り記録を読む行為は、共感的理解の準備だ。「今週何があったか」を知った上で向き合うことが、対話の出発点を変えます。
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