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振り返り基礎

フィックスドマインドセット (ふぃっくすどまいんどせっと)

「フィックスドマインドセット(Fixed Mindset)」とは、キャロル・ドゥエックが提唱した思考様式の一つ。能力や知性は生まれつき固定されており、努力では変えられないという信念のこと。グロースマインドセットの対概念。

フィックスドマインドセットとは

フィックスドマインドセット(固定型思考)とは、「自分の能力・知性・才能は固定されており、努力してもほとんど変わらない」という信念の持ち方である。キャロル・ドゥエックの研究で、グロースマインドセット(成長型思考)の対概念として提示された。

このマインドセットを持つ人は、自分の「能力のなさ」が露呈することを恐れるため、失敗のリスクがある挑戦を避けやすい。また、他者からの批判を「自分の価値への否定」として受け取りやすい。

振り返りへの影響

フィックスドマインドセットは、振り返りの質を大きく下げる。

振り返りで失敗を思い出すことが、「自分には能力がない」という証拠の積み重ねに感じられてしまう。その結果、振り返りを避けるか、あるいは「自分のせいではない」という外部帰属で終わらせるパターンに陥りやすい。

組織での現れ方

フィックスドマインドセットは個人だけでなく、組織にも現れる。「あの人はセンスがない」「うちのチームは変わらない」といった言葉は、組織レベルのフィックスドマインドセットの表れである。

この文化があると、失敗事例を共有できなくなり、組織全体の学習速度が落ちる。

変えることはできるか

ドゥエックらは、マインドセットは働きかけで変わりうると主張している。ポイントは「プロセスへの注目」で、「才能があるね」と能力をほめるより、「よく粘って考えたね」と過程(努力・工夫)をほめる方が望ましいとする。ただし、教育現場での介入の効果については、大規模な試験で効果が確認されなかった例もあり、議論が続いている。

振り返りの問いも、「できたかどうか」ではなく「どんな工夫をしたか・何を学んだか」に向けることで、徐々にマインドセットを変えていける。

ビジネスStockrとの接点

ビジネスStockrは、「何を学んだか」「次に何を試すか」を問う設計により、フィックスドマインドセットから抜け出すサイクルを日常に組み込みます。

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