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振り返り基礎

感情知性(EQ) (かんじょうちせい)

「感情知性(EQ:Emotional Intelligence)」とは、自己・他者の感情を認識し、理解し、適切に管理・活用する能力のこと。ピーター・サロベイとジョン・メイヤーが1990年に提唱し、ダニエル・ゴールマンの1995年の著書を通じて、ビジネスリーダーの成果との関連で広く注目された。IQとは別の能力として提案されたが、IQとの重なりについては研究者の間で議論がある。

感情知性(EQ)とは

感情知性(Emotional Intelligence、通称EQ)は、1990年に心理学者ピーター・サロベイとジョン・メイヤーが論文で提唱し、その後ダニエル・ゴールマン(Daniel Goleman)が1995年の著書『Emotional Intelligence』(邦訳『EQ こころの知能指数』講談社、1996年)で広く普及させた概念である。

ゴールマンは、リーダーシップの成否を分けるのはIQ(知能指数)より感情知性だと主張した。1998年のハーバード・ビジネス・レビュー論文「What Makes a Leader」では、企業の能力モデルを分析した結果として、上級リーダー層で傑出した人と平均的な人の能力プロファイルの差のほぼ90%が感情知性の要因によるものだったと述べている。

EQの4つの要素

ゴールマンらが2002年の『Primal Leadership』(ボヤツィス、マッキーとの共著)で示したモデルでは、EQは以下の4領域で構成される(1998年の論文では、自己認識・自己制御・動機づけ・共感・社会的スキルの5要素とされていた)。

①自己認識(Self-Awareness):自分の感情・強み・弱みを正確に把握する能力。振り返りの基盤となる。

②自己管理(Self-Management):感情を適切にコントロールし、衝動的な行動を抑制する能力。ストレス下での判断力に影響する。

③社会的認識(Social Awareness):他者の感情を読み取り、組織の感情的な雰囲気を理解する能力。共感力がその核にある。

④関係管理(Relationship Management):他者との関係を構築・維持し、影響力を発揮する能力。チームビルディングや説得に関わる。

振り返りとEQの関係

EQの第一要素である「自己認識」は、振り返りなしには育ちにくい。自分の感情・反応・行動パターンを日常的に言語化する習慣が、自己認識の精度を高めていく。

逆に、EQが高い人ほど振り返りを深められる。感情を客観的に扱う能力があるため、感情的な反応に引きずられず、出来事を分析的に見られる。

ビジネスStockrとEQ

ビジネスStockrは、感情の変化を含めた振り返りを記録する設計で、EQの土台となる自己認識を日常的に育てます。マネージャーが1on1でその記録を活用することで、チーム全体の感情知性の底上げにつながります。

参考文献

  • Peter Salovey, John Mayer, Emotional Intelligence, Imagination, Cognition and Personality, 1990.
  • Daniel Goleman, Emotional Intelligence, 1995(邦訳:ダニエル・ゴールマン著、土屋京子訳『EQ こころの知能指数』講談社、1996年).
  • Daniel Goleman, What Makes a Leader, Harvard Business Review, 1998.

(2026年10月確認)

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