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経験学習

自己調整学習(自己主導型学習) (じこちょうせいがくしゅう)

「自己主導型学習(Self-Directed Learning)」とは、成人教育学者マルコム・ノールズが論じた概念で、本人が自分で目標・方法・評価を決めて進めるやり方を指す。教育心理学でジマーマンらが論じる「自己調整学習(Self-Regulated Learning)」とは別の概念で、この項では両者を扱う。成人学習・リスキリング・自律人材育成の文脈で特に重要な概念。

自己主導型学習と自己調整学習

自己主導型学習(Self-Directed Learning)は、成人教育学者マルコム・ノールズが論じた概念で、本人が自分で目標・方法・評価を決めて進めるやり方を指す。これとは別に、教育心理学ではジマーマンらが自己調整学習(Self-Regulated Learning)を論じている。

「何を学ぶか」「どう学ぶか」「どこまで達成したか」を自分で決め、自己評価し、必要に応じて調整する——この一連のプロセスを学習者自身が担う。

なぜ重要か

AI・自動化の時代、仕事の変化速度は速くなった。指示された内容だけを学ぶ受動的な学習者は、変化に追いつけなくなる。自ら学ぶ目標を設定し、リソースを見つけ、進捗を管理できる「自律学習者」こそが、これからの組織に必要な人材像である。

自己調整学習の3段階

バンデューラの社会的認知理論にもとづくジマーマンのモデルでは、自己調整学習を3段階の循環で描く。

予見段階:目標を設定し、学習方略を計画する。

遂行コントロール段階:計画に従って学習し、進捗をモニタリングする。

自己内省段階:成果を評価し、原因を帰属し、次の目標設定につなげる。

「自己内省段階」にあたる振り返りが、サイクルを健全に回す要になる。

ビジネスStockrとの接点

ビジネスStockrは、自己調整学習のサイクル——特に「振り返り・評価」の部分——を日常に組み込む仕組みです。自律学習者を育てるための環境設計に活用できます。

参考文献

  • Malcolm Knowles, Self-Directed Learning: A Guide for Learners and Teachers, Association Press, 1975. 邦訳『学習者と教育者のための自己主導型学習ガイド——ともに創る学習のすすめ』明石書店、2005年。

(2026年10月確認)

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