KPT (けーぴーてぃー)
「KPT」とは、Keep(続けること)・Problem(問題点)・Try(次に試すこと)の3項目で振り返りを行うフレームワーク。シンプルで汎用性が高く、チームの振り返りから個人の日々の内省まで幅広く活用される。アジャイル開発のレトロスペクティブでも広く使われている。
KPTとは
KPTは、K(Keep)・P(Problem)・T(Try) の頭文字をとったフレームワークだ。
- Keep:うまくいっていること、続けるべきこと
- Problem:問題点、課題、うまくいっていないこと
- Try:次に試してみること、改善のためのアクション
このシンプルな3項目に沿って振り返ることで、現状の整理と次の行動を構造的に考えられる。特別な準備なく始められることから、チームのふりかえりから個人の日次振り返りまで、幅広いシーンで使われている。
KPTの使い方
KPTを実施するときは、まずKeep・Problem・Tryの3つの欄を用意し、それぞれに思いついたことを記入していく。ポストイットを使った付箋方式でも、ドキュメントへの記入でも構わない。
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個人での使い方(日次・週次)
今日の仕事を振り返り、良かったこと(K)・改善すべきこと(P)・明日試すこと(T)を記録する。毎日5〜10分で完結する。
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チームでの使い方(スプリント・月次)
スクラムのレトロスペクティブや月次会議で、チームとして各項目を出し合い、次のアクションを決定する。全員が意見を出しやすい点が強みだ。
KPTの注意点
KPTはシンプルな反面、いくつかの使い方の落とし穴がある。
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ProblemがKの逆にならないよう注意する
「Keepできていないこと」をProblemに書いても、新しい視点が生まれにくい。Problemは「根本的な問題・原因」を掘り下げる欄として使うことで深みが増す。
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Tryが「努力目標」になりすぎない
「もっと頑張る」「次回は気をつける」というTryは、行動の変化につながりにくい。「毎朝10分でXXXをやる」「今週中にYYYをZZZに変更する」という具体的なアクションにする。
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Keepを省略しない
問題に注目するあまりKeepを軽視すると、「何がうまくいっているか」が見えなくなり、強みを失うリスクがある。良かったことを言語化することも、振り返りの重要な部分だ。
KPTとYWT・4Fの使い分け
KPTは「構造的に現状を整理したい」「次のアクションを決めたい」という目的に向いている。一方、感情や気づきをより深く掘り下げたい場合はYWTや4Fが適していることもある。
状況や目的に応じて手法を使い分けることが、振り返りの質を高めるコツだ。
ビジネスStockrでのKPT活用
ビジネスStockrでは、KPTのフォーマットを日々の振り返りのテンプレートの一つとして活用できます。AIが各項目に問いかけを返すことで、特にTryが「具体的なアクション」になるよう支援します。
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