マインドフルネス (まいんどふるねす)
「マインドフルネス(Mindfulness)」とは、今この瞬間の体験に、評価・判断を加えずに意図的に注意を向ける心の状態・実践のこと。ジョン・カバットジンが仏教の瞑想実践を心理療法に応用してMBSR(マインドフルネスストレス低減法)として体系化。Googleなどの企業研修でも採用され、不安・抑うつ・痛みの軽減については、ランダム化比較試験のメタ分析で小〜中程度の効果が報告されている。
マインドフルネスとは
マインドフルネス(Mindfulness)は、「今この瞬間に、意図的に、判断を加えずに注意を向けること」と定義される。マサチューセッツ大学のジョン・カバットジン(Jon Kabat-Zinn)が仏教の瞑想実践を宗教的背景から切り離し、科学的・医学的なアプローチとしてMBSR(マインドフルネスストレス低減法)として体系化した。
マインドフルネスの3要素
マインドフルネスを次の3要素で捉える見方は、シャピロらが2006年の論文「Mechanisms of mindfulness」(Journal of Clinical Psychology)で示したモデルである。
意図性(Intention):「今に注意を向けよう」という意図を持つこと。意図なしに起きる自動的な気づきとは区別される。
注意(Attention):今この瞬間の感覚・思考・感情に注意を向けること。
態度(Attitude):好奇心・開放性・判断しないという姿勢で体験を受け取ること。
科学的な裏付け
瞑想プログラム(主にマインドフルネス)のランダム化比較試験47件をまとめたGoyalら(2014年)のメタ分析では、不安・抑うつ・痛みに小〜中程度の改善が見られた。一方で、注意や睡眠などへの効果は根拠が不十分とされている。
GoogleのSIY(Search Inside Yourself)プログラム、インテル・ゼネラルミルズなど多くの企業が組織研修に導入している。
振り返りとマインドフルネス
マインドフルネスと振り返りは補完的な関係にある。マインドフルネスが「今この瞬間に気づく力」を育てるとすれば、振り返りはその気づきを「意味・学び・行動」へと変換するプロセスである。
ビジネスStockrとの接点
振り返りの前にマインドフルネスの実践(数分の呼吸への注意)を取り入れることで、振り返りの質と深さが向上します。
参考文献
- Shauna L. Shapiro, Linda E. Carlson, John A. Astin, Benedict Freedman, Mechanisms of mindfulness, Journal of Clinical Psychology, 2006.
- Madhav Goyal ほか, Meditation Programs for Psychological Stress and Well-being: A Systematic Review and Meta-analysis, JAMA Internal Medicine, 2014.
(2026年10月確認)
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